菊花部会
彩りを重視する和食文化の良さを継承しつつ、
新しい食べ方を提案。
なにより刺身の隣にある菊が豊橋生まれであることを
全国の人に知ってもらいたい。
1964年頃から育苗、栽培が開始された小菊。先人たちの様々な苦労に加え、周年出荷するための品種の選定、
共同育苗システムの確立、作業体系の改善、包装の合理化など様々な取り組みを積極的に行い、1980年代には量・質ともに全国のトップ産地に進出。
さらに、交配係が研究圃場にて地道に花粉を交配させ、より日持ちの良い品種を生み出すための研究を重ねています。
安心・安全な商材の安定供給は大前提ですが、今後さらに力を入れて取り組むのは「食べられるもの」としてのアピールです。
刺身の横に添えるだけでなく、食用として様々な料理に使えると強く打ち出すこと。
コスト削減などで菊花を使わなくなった料理人たちにもう一度使ってもらえるような働きかけをしていくこと。
産地として積極的な情報発信を課題に、部会員一丸となって様々な取り組みにチャレンジを続けていきます。
愛用される食の世界
刺身の隣に添えるだけでぐっと主役の存在感を
引き立てる菊花。この花を醤油に散らしたり、
酢飯に混ぜたりする和食から、ピザやカルパッチョなど
洋食にまで幅広い食べ方が楽しめる。
菊花商品
現在、豊橋市は全国一(約5割)の生産地です。
冬の「金錦」、春から秋の「こまり」「とよおんちぎり」
「秋月」「山吹」「豊の秋」など、
全8種類の品種を揃えて周年安定出荷に努めています。
菊花部会概要
全国需要の5割以上を生産する
愛知の主要産地として質・量ともに
全国トップレベルを維持。
豊橋での栽培の歴史は1964年(昭和39年)頃から。1969年(昭和44年)の部会発足と同時に共同出荷がスタート。現在、全国需要の90%以上が愛知県で生産されており、豊橋は主要産地として周年栽培が行われています。周年出荷するための品種の選定、共同育苗システムの確立、作業体系の改善、包装の合理化などに取り組みつつ、さらなる優良品種の開発、減農薬・低農薬栽培に向けた安全性への対策、研究に取り組んでいます。
1969年菊花部会設立
1983年「木箱」から
現「プラスチック製パック」へ変更
2018年部会設立50周年
2019年高洲出荷場にて集荷開始
菊花部会概要(2022年現在)
●会員数25名
●栽培面積46,000坪
●栽培品種とよおんちぎり、
とよおんうんぜん、こまり、
豊の秋、豊温山吹、
秋月、金錦、とよおん秋宝